明日のオリンピックを夢見て!潜入リポート第17回東京武道館杯

ペンギン柔道 柔道

建国記念日でもある2/11。毎年この日は、東京都足立区でとあるイベントが行われています。

「東京武道館杯」、様々な武道が一斉に会するこのイベントを見学して来ましたので、皆さんにも是非知って欲しい!とリポートさせて頂きます。

 

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東京武道館杯とは?

東京都足立区、JR綾瀬駅から程近くにある東京武道館。

ここで毎年2/11・建国記念日に開催される「東京武道館杯」には、東京をはじめ近隣各地から数多くの出場者が集まります。

柔道・剣道・空手・相撲・弓道などメジャーな武道のみならず、少林寺拳法・なぎなた・銃剣道・杖道・居合道など、ちょっと日常ではお目にかかれないマイナーな武道まで。

幾多の参加者がその技を競い、披露する、まさに武道の祭典と呼ぶにふさわしい大会なのです。

試合形式があるのは柔道・剣道・空手・なぎなた・弓道・居合道の6種ですが、他の競技は主に演舞での参加となります。

では早速その内容を追っていきましょう。

 

迫力抜群、響く轟音

まず開会挨拶の後に始まったのが各種目の演舞。

日頃からの鍛練の成果を披露します。

静まり返った場内での演舞、選手も緊張の面持ちです。

銃剣道

銃剣道は聞き慣れない種目ですが、剣道の竹刀の代わりに「木銃」という木製の銃のようなものを用いる競技で、自衛隊や一部大学を中心に行われているようです。

槍術を源流としていますから、突きの動作が多い競技です。

杖道

杖道は木製の杖を使用した演舞で、「エイッ」「ホォッ!」という掛け声が特徴。

これは演舞の際、発声がなければダメだというルールがあるようですね。杖道は剣道・なぎなた・槍の技が取り入れられています。

合気道

次は合気道です。こちらは広く知られる武道ですが、試合というものがありません。

理にかなった動きを学び、呼吸法や体幹を知ることで、日常のあらゆる事象に対応し、いざというときに一歩を踏み出せる強さを追求するものです。

女性1人に3人がかりで当たっていきますが、ことごとく受け流され、場に倒されるという演舞に、軽いざわめきが起こります。

少林寺拳法

少林寺拳法の演舞ではプロテクターを着けた選手に必殺の技を放ちますが、この時ばかりは場内が騒然とします。

「バキャッ!」という激しい音と共に床に崩れ落ちる選手。そしてさらに追い打ちの蹴りが放たれ、場内は大興奮です。

観戦していた子どもたちにこっそりと感想をインタビューしてみたところ、「かっこよかった!」という声に加え、「容赦なくて痛そう」という感想も聞かれました。

相撲

相撲の演舞も行われます。

基本動作と決まり手の説明で、主にちびっこ力士たちによるものですが、最後のぶつかり稽古は子どもと言えど迫力に満ちたものです。

女の子も3名ほど混じっていました。

空手

最後に空手道。2020東京オリンピック正式種目となっただけあって、気合いに満ちた演舞が行われます。

形の演舞で一糸乱れぬ揃った美しい動きを披露しているのは、第49回関東選手権大会で東京都を団体優勝に導いた強化選手の3名でした。

 

過去にはこの演舞の場で「剣道vsなぎなたの異種試合」が行われたこともあります。

団体戦だったのですが、なんと剣道の大将は二刀流。

リーチの差もあって1-2でなぎなたの勝利でしたが、普段見ることのできない異種試合、貴重な経験でした。

 

白熱する試合、静かな争い

では場所を移して、各競技の試合を追っていきます。

大武道場は3ブロックに分けられ、剣道・なぎなた・柔道の各競技が行われます。

小学生から一般までの各部門ごとに、白熱した争いが繰り広げられます。

それぞれが2~3会場に分けられ、同時に数試合が行われるため、どこを見ていいのか迷ってしまうほどです。

剣道と柔道・空手には有名選手による指導教室も行われています。

なぎなたは競技特性から女子のみが出場するので当然として、男女混合体重無差別での開催である柔道の方でも女子の頑張りが目立ち、中には決勝へ進む女の子も。

将来が楽しみですね。

 

3階にある第二武道場で行われているのは空手の試合です。

こちらの試合には出場資格が設けられており、東京都の大会で上位(ベスト16)に入った選手しか出場することができません。

そのせいか非常にレベルが高く、大人顔負けの組手が行われています。

安全対策として、サポーターやプロテクターの着用が義務付けられているおかげで、選手たちの放つ一撃も渾身のものばかりでした。

 

1階の弓道場(近的射場)では袴姿の凛々しい中~高生たちが、深く集中して的を狙います。

残念ながら近的射場には一般客は入場できず、選手と関係者のみの立ち入りです。

コンセントレーションを乱さないためですね。

 

各部門の試合が終わると、郷土芸能である綾瀬太鼓が披露されます。

広い大武道場内に響き渡る総勢29名による演奏は圧巻です。

その後表彰式・閉会式となり、各競技・各部門で優秀な成績を修めた選手たちにカップや賞状が手渡されます。

ちなみに優勝者は、毎年配布されるパンフレット後方の「過去の優勝者一覧」に名前が残ることになりますが、なんと現在柔道女子78kg超級のエース・朝比奈沙羅選手の名前を見つけることが出来ました(第5回、小学校3年生男女混合の部優勝)。

今大会の出場者の中からも、未来のオリンピック選手が出てくるかもしれませんね。

 

プチ催し物も!

武道館の通路を見てみますと、なんとそこで催されているのはお茶の席。

淹れたてのお茶と和菓子などを頂くことが出来ます。

一席300円、着物を着た上品な女性がにっこりと笑ってお誘いしてくれました。

東京武道館では月に3回、茶道も行われているようです。

また、スポーツドリンクの無料配布コーナーがあり、選手やその保護者らしき人たちが大勢集まっていました。

また、今年の大会参加賞がユニークで、ハンドスピナーにLEDライト・タッチペン・ボールペンが内蔵されたもの。

あちこちで(出番の終わった)子どもたちが、ピカピカさせながらハンドスピナーを回す光景が見られました。

 

日本武道の未来を担う、有望な子どもたち(一部は成人も)が多数参加する「東京武道館杯」。

観覧は無料となっていますので、興味のある方はぜひ一度観に行ってみてはいかがでしょうか。

多くの人が武道に触れ、その素晴らしさを再認識することを願って止みません。

(uo)

 

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